「自然治癒能力でリウマチを治す」
「人間には治す力があるんですよ」
「添加物やめて、有機栽培の野菜」
「粗食をすればリウマチはよくなる」
こんなことばかり、おっしゃる方が時々いるわけですが、あなたに聞いてみたい。
なんで江戸時代にリウマチの人がいるのですか？
添加物は食べていませんよ。
大飢饉の時代になんでリウマチの人がいるのですか？
戦時中は白米はないし、粗食なのに何でリウマチの人がいるの？
こんなことばかり言う人は、何で科学の発達を否定するのでしょうか？
電車に乗るでしょ？電気使っていませんか？、パソコンは？スマホは？
なぜ、健康だけ昔に戻ろうとするのでしょうか？
もちろん、科学がすべてではないと理解しています。なんか偏っていないでしょうか？
フワフワしたことばかり言っている人は、一般向けの本からの孫引き情報からの引用も目立ちます。
偏った考えには、気をつけてください。
薬だけではリウマチはよくなりませんが
もちろん、薬だけでもリウマチはよくなりませんよ。
免疫ばかり抑えていれば、当然いつか効かなくなります。
医学、科学も限界があります。
「医学はサンエンス（科学）とアート」という言葉があります。
薬だけやっていても、よくならないのは、人間全体をデザインして診ていないからです。
人間は「肉のかたまり」ではありません。
精神というものがあるし、人間というものは立場や環境の中で生きています。
このようなことを無視して、メトトレキサートを飲んだり、生物学的製剤を使用してもよくならないのは、当たり前なことだと思いませんか？
薬も自然療法も両方すればいいのですよ。
症状によって薬をたくさん使用しないといけない状態もありますが、徐々に減らしていけばいいじゃないでしょうか？
自然療法とかいうわりに、自然の摂理、原理原則から離れていませんかね。
中国哲学では「天仁合一」という言葉がありますが、自然療法というのなら、偏りは陰陽の法則からも大きく外れていないでしょうかね。
薬しか信じない人も同じ。自然法則から外れていませんかね。
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