24日は「薬を否定せず、鍼灸治療を使ってリウマチ克服」セミナーを開催しました。
今回の神奈川県、静岡県からと遠方から来て頂いた方もおられました。
本当にありがとうございます!
今回のセミナーの内容は、「患者力」です。
薬の副作用が怖いので、薬は最低限の量だけにしたい方は多い。
しかし、そのことを主治医にどのように言っていいのか分からない。
また、「主治医がちゃんと診てくれない」
こういうことを言う方も多いですが
薬のデータの見方を分からない方がおられます。
別に専門的な知識は必要ないのですが、
自分の病に関する最低限の知識
血液検査のデータの見方は持つべきです。
知識がなければ、具体的な質問もできません。
医師からちゃんとアドバイスを受けるには、
それなりの関わり合いがあります。
これさえ知っていれば、
主治医は必ずしっかり診てくれるようになります。
医師と上手くコミュニケーションをとりながら、
リウマチを治療を行う方法を学ぶというのが
今回のセミナー内容でした。
セミナーに参加された方で遠方の方には、
ご近所で安心して鍼治療を受けれる鍼灸院を後日、紹介させていただきました。
これは、少し手間のかかる作業ではありますが、
せっかく新幹線代を使って遠くからセミナーを受けに来て頂いているので、
前回のセミナーから行っています。
こんなことを書くと、「私も紹介して欲しい!」と電話やメールが着たりしますが、
一度もお会いしていない方への紹介は行っておりません。
申し訳ありません。
差別はしませんが、区別はつけています。
もし、他府県からの方で、どこに行っていいのいか分からない方は、
一度、セミナーにお越しください。
今回、参加された方からの質問を色々と聞いて思ったことは、
鍼灸治療が、まだまだ理解されていないんだということです。
鍼治療後に痛みがでて
それから怖くなったという意見がありました。
これ、けっこう多いです。
鍼治療の後に痛みが出た人の話を聞いていると、
リウマチの症状に対して、鍼の刺激が強かったのではないかと思います。
リウマチの鍼治療の刺激量は、リウマチの進行状態、
血液検査のデーターなどで変わります。
血液検査のデーターを確認なしに鍼治療をすることは、
難しいことです。
また、鍼をしたその日は、大丈夫だけど、
次の日に痛みが出たということを言う方もおられますが、
これは誤解から起きていることが多いです。
「昼の2時に鍼をして、次の日の朝の7時に痛みが強くなったのは、
鍼をしたからですか?」
先月、こういう質問を受けましたが、これは鍼をしたことが影響したとは思えません。
リウマチの鍼治療は状態によりますが、かなり低刺激で行います。
(場所にもよりますが)
13、4時間後に、鍼の影響がでるとは考えられません。
出るとすれば5時間以内です。
単に、リウマチの症状が強くでていても、
何かのせいにしたいのが人間の心情というものです。
鍼治療というものは
痛みでメンタル的に落ち込んでいたり、
依存心の強い人ほどこのような傾向があると思います。
痛みの原因を自分のリウマチの状態ではなく「特殊な出来事」のせいに、
したいからという気持からでもあるのではないでしょうか?
まだまだ、誤解は多いです。