抗リウマチ薬を止めて6年、今も症状は何もなし

目次

患者

50代 女性

来院理由と症状

高熱が3~4日続いた後、手の指の関節に痛みが出だす。
病院で検査受けた結果、リウマチと診断される。

MTX(リウマトレックス)を8ミリ処方される。

薬を服用すると、気分が悪くなるため、
何か他に治療法がないかと探し当院を受診する。

鍼治療と目標、指導

10年以上前に、胆のうと脾臓を全摘、膵臓は3分の1切除したから胃腸の調子が悪くなる、特に疲れがたまると胃痛が頻繁に起きるようになった。

自律神経を整え、胃腸の反射ポイントに鍼治療を行い、内臓機能の活性化を目指すことで、解毒機能を高める。

MTXも体に合わない可能性があるため、鍼治療と薬の併用で、リウマチをよくして、MTXを飲まなくてもいい状態を目指す。

首のこりと肩のこり バネ指もあるため同時に治療を行う。

考察

鍼治療を続けて1年ほどで、関節の痛みも落ち着いた。

症状も安定しているため主治医の判断により、MTXの服用を一度終了して様子を診てみようということになる。

リウマチのすべての薬を飲まなくなって6年経過するが、今もリウマチの症状は一切でていない。

リウマチがよくなっても本人の希望により健康維持のため週に1回の鍼治療を続けている。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

学生時代から京都、大阪の鍼灸整骨院にて4年間修行。
医療法人孝至会みのりクリニック内の東洋医学・リハビリ科にて10年間勤務。医師と協力して延べ3万人に鍼灸施術を行う。
主任を経て大阪府江坂駅前にて鍼灸治療院を開院。

【資格】
・国家資格 (はり師・きゅう師)
・「機能再生士」認定
・日本メンタルヘルス協会
認定基礎心理カウンセラー取得
・日本メンタルヘルス協会
公認心理カウンセラー資格取得

【所属団体】
・一般社団法人 全国鍼灸マッサージ協会 会員

【講演活動】

2015年 関西医療大学にて『「関節リウマチに対する鍼灸治療~メカニズムとエビデンス』講演 
(東京大学医学付属病院リハビリテーション部鍼灸部門主任の粕谷先生と合同)
2015年 明治東洋医学院にて『薬を否定せずに行うリウマチ鍼灸』講演
2017年 平成医療学園にて現場力ステップセミナー主催 『関節リウマチ臨床鍼灸』講演
2017年 (一社)日本生殖鍼灸標準化機関(JISRAM)にて『リウマチについて』講義2021年大阪医療技術学園 痛みの鍼灸 授業・実技を担当

2014年~ 一般向け講座『痛み・リウマチ克服セミナー』主催

【掲載】
2015年 医道の日本誌 専門鍼灸記事 掲載
2015年 明治東洋医学院 入学パンフレット 活躍するOB 取材
2016年 医道の日本誌4月号『関節リウマチ鍼灸』論文掲載

目次