リウマチと不妊 鍼で妊娠しやすい体づくり

「胎嚢を確認でき、妊娠です!!」というすごく嬉しい報告がありました。
この方は、16歳、高校1年生の時にリウマチを発病されました。

現在、30代の女性。
5年ほど前から、片道車で2時間かけ遠方からはるばる、リウマチ治療で当院に来てくれています。

もともとは、プログラフ、メトレートを服用していましたが、妊娠希望なため、エンブレム(生物学的製剤)に変更。
しかし、手足の関節が腫れ、痛みとこわばり感が強い状態でした。

そんな状態が続いていたので、不安も大ききくなり、ネットで色々検索している時に当院を見つけてくれました。
薬だけでに頼りたくないという気持ちから、鍼治療を受けてみようと思ったそうです。

当院での鍼治療を開始してからはリウマチの腫れや痛みも軽減しました。
しかし、なかなか妊娠できないため、病院で検査をしましたが原因は不明・・・

その後、タイミングをはかっていましたが、なかなか妊娠できない状態でした。

リウマチの状態がよくなってからは、遠方ということもあったので月に1回の鍼治療でした。
週に1回は治療を行った方がよいため、ご自宅の近くの鍼灸院で治療をされていました。

しかし、妊娠できない状態が続いていました。
本格的な不妊治療を行うために不妊治療を専門に行う病院に行きましたが、私の目から見ても、「なんか違うな〜」という病院でした。

結局、妊娠することができませんでした。

治療をするなら信用ができる病院がいいので、不妊治療で比較的評判がいい病院を教えてあげました。

また、私の鍼灸院での治療も、週に1回来てもらうようにしました。
ちょうどその時、スーパーライザーも購入したので鍼治療とスーパーライザーでの治療をスタート。

 

 

 

 

 

 

よく、卵子、卵の質を鍼灸でよくすると書かれているサイトもありますが、この卵の質を変えるということは、非常に難しいことです。
3ヶ月間は、鍼治療とスーパーライザーを続けなければ変化を起こすことはできません。

このスーパーライザーを導入したもの、卵の質を変えるためです。

鍼治療だけではなく、この機械と併用して治療を行うことで非常に治療効果が上がります。
リウマチの方の場合、不妊治療を行うとホルモン剤の影響でリウマチが悪化する方が多いのでリウマチについても鍼治療で対応させていただきました。

 

そして、ついに、妊娠!

 

リウマチの患者さんが妊娠を希望される場合、リウマトレックスを使うことはできません。
使用を中止してから3ヶ月経ってからでないと、子作りしてはいけません。

リウマトレックスは抗がん剤です。
もし服用していれば、10%の確率で奇形の可能性がでてきます。

また、CRPが高い方は妊娠しずらい状態になりますので、まずは炎症反応を下げなければいけません。

リウマチの方が妊娠することは、非常に大変なことなのです。
もし、リウマチの方で、妊娠できずに悩んでおられる方がいましたら当院まで、ご遠慮せずにご相談を。

 

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この記事を書いた人

学生時代から京都、大阪の鍼灸整骨院にて4年間修行。
医療法人孝至会みのりクリニック内の東洋医学・リハビリ科にて10年間勤務。医師と協力して延べ3万人に鍼灸施術を行う。
主任を経て大阪府江坂駅前にて鍼灸治療院を開院。

【資格】
・国家資格 (はり師・きゅう師)
・「機能再生士」認定
・日本メンタルヘルス協会
認定基礎心理カウンセラー取得
・日本メンタルヘルス協会
公認心理カウンセラー資格取得

【所属団体】
・一般社団法人 全国鍼灸マッサージ協会 会員

【講演活動】

2015年 関西医療大学にて『「関節リウマチに対する鍼灸治療~メカニズムとエビデンス』講演 
(東京大学医学付属病院リハビリテーション部鍼灸部門主任の粕谷先生と合同)
2015年 明治東洋医学院にて『薬を否定せずに行うリウマチ鍼灸』講演
2017年 平成医療学園にて現場力ステップセミナー主催 『関節リウマチ臨床鍼灸』講演
2017年 (一社)日本生殖鍼灸標準化機関(JISRAM)にて『リウマチについて』講義2021年大阪医療技術学園 痛みの鍼灸 授業・実技を担当

2014年~ 一般向け講座『痛み・リウマチ克服セミナー』主催

【掲載】
2015年 医道の日本誌 専門鍼灸記事 掲載
2015年 明治東洋医学院 入学パンフレット 活躍するOB 取材
2016年 医道の日本誌4月号『関節リウマチ鍼灸』論文掲載

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